【オススメNo.1】GPD Pocket 3
本体重量 | 約725g | 本体サイズ | 約198mm×137mm×20mm |
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OS | Windows 10 Home 64bitc | スクリーンサイズ | 8インチ |
アスペクト比 | 16:10 | 画面解像度 | 1920×1200 |
製品モデル | インテル®️ Core™️i7-1195G7 | コア/スレッド | 4/8 |
メモリー | 16GB | 標準容量 | 1TB |
カメラ | 200万画素/解像度1600×1200 | タッチペン | 対応(別途購入必要) |
バッテリータイプ | リチウムポリマー | バッテリー駆動時間 | 【処理が重いゲームや作業】2時間 【普通程度のゲームや作業】9時間 |
オススメNo.1のUMPCはGPD Pocket 3です。ノートパソコンのメーカーといえばNEC、富士通、ASUS、Dellなどが一般的でGPDというメーカーは初見の方が多いかもしれません。確かにGPDのノートパソコンシェアは高くありません。GPDはUMPC(超小型ノートパソコン)に特化したメーカーのため一般的な認知度が低いのです。しかしUMPCとしてのコストパフォーマンスは抜群。極小の8インチ画面からは想像が出来ないほど一般的なパソコンと遜色なく使え、バランスが取れたUMPCです。性能と価格を抑えたPro版もあり。
【オススメNo.2】GPD MicroPC
本体重量 | 約440g | 本体サイズ | 約153mm×113mm×23.5mm |
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OS | Windows 10 Pro 64bit | スクリーンサイズ | 6インチ |
アスペクト比 | 16:9 | 画面解像度 | 1280×720 |
製品モデル | インテル®️ Celeron®️ N4120 プロセッサー | コア/スレッド | 4/4 |
メモリー | 8GB | 標準容量 | 256GB |
バッテリータイプ | リチウムポリマー | バッテリー駆動時間 | 6時間〜8時間 |
オススメNo.2もGPD。先程のGPD Pocket 3よりも更に小型で、UMPCとしては最小クラスの6インチです。「普段はバッグを持たないし手ぶらでいたいけどパソコンは持ち歩きたい」という方にピッタリな商品。服にもよりますがジャケットの内ポケットやボトムスの左右後ろのポケットにも入る小ささです。とにかく小ささにこだわる方にオススメ。ただし懸念点があります。まずプロセッサーがインテル Celeron(セレロン)という点。オススメNo.1のGPD Pocket 3はインテル Core i7なので、それと比べると性能は劣ります。作業によってはCeleronでも問題なく動作する可能性はありますが、動作の快適性を重視する方には不安があります。そして6インチのUMPCなのでキーボードが極小です。快適なタイピングは不可能と言えるほど小さいのでメール・Excel・Wordなどの執筆作業をあまりせず、閲覧やクリックをメインとした用途にオススメです。
UMPCの利点と欠点
- 超小型なので、とにかく持ち運びやすく収納性が高い。
- 軽いので持ち運びの負担が少ない。重さは1kg未満の物もアリ。
UMPC(超小型ノートパソコン)の利点は何といっても持ち運びやすさと収納性の高さです。UMPCをお求めの方のほとんどはそこを重視しているのではないでしょうか。特に近年では、持ち物を最小限に減らし必要最低限の物だけで暮らすミニマリストという生き方が認知され始めました。余計な物を一切持たず豊かな暮らしを実現する生き方です。しかし現代では仕事などの関係でパソコンが必要な人が多くいます。そんな時に役立つのがUMPC。パソコンを持つ事が必須の方に最小限の大きさを実現しています。UMPCとはUltra Mobile PCの略称です。ウルトラモバイルパソコンなので、とにかく小さいノートパソコンを指します。一般的なパソコンほどの大きさが不要なら是非ともUMPCを検討しましょう。とにかく小さいので持ち運びやすさと収納性が抜群です。オシャレにこだわる方が使うボディーバッグに入る点も魅力ですね。また、自宅では一般的な大きさのパソコンを使い、外出先ではUMPCを使うなどの使い分けもオススメ。現在はクラウドを利用したサービスが充実しているので、外出先でUMPCを使って作業を容易に引き継げます。
もう1つの利点は軽さです。バッグへ入れて持ち運ぶ時間が多くなるほど体への負担がかかるので軽さは重要です。一般的なノートパソコンを持って数時間の外出をして腕や肩が張った経験は無いでしょうか。重くなるほど体への負担は大きく、疲労は蓄積されるので軽いノートパソコンは長時間の持ち運びに最適です。UMPCなら1kg以下のノートパソコンが当たり前のようにあります。
- 画面が小さい
- 一般的なノートパソコンより操作性が劣る
UMPCの特性として仕方がありませんが、充分な大きさの画面を求める方にUMPCは不適となります。超小型ノートパソコンなので画面の小ささについては諦めるしかありません。しかし実際に使ってみるとWeb閲覧、YOUTUBE視聴、Excel作業などに於いて一般的なパソコンの方が見やすいと感じるものの、特に不便と感じる事はありませんでした。普段から使っているスマートフォンの画面よりは大きいので、そう考えると著しく見づらいという事は無さそうです。
問題は操作性です。超小型ノートパソコンなので一般的なパソコンよりもキーボードが小さくなります。いつも通りにタイピングをしているつもりでも、指1本で2つのボタンを同時に押してしまったりなどタイピングミスが起こりやすいです。手や指が大きい人には使いづらいでしょう。特に長時間の執筆作業には不向きです。スペックとしては一般的な使い方をするなら問題はありません。オススメNo.1のGPD Pocket 3なら超小型でもプロセッサーはインテル Core i7、メモリ16GB・容量1TBなど性能は充分です(詳細は正規代理店サイトを参照)。
どんな用途に向いている?
UMPCの利点と欠点が分かった所で、UMPCはどんな用途に向いているのか考察しましょう。外出時にパソコンを持ち歩きたいが持ち物を最小限にしたい方で且つ長時間の執筆作業をする方・大画面を求めている方以外にUMPCは適しています。例えば外出先で次のような作業をする場合です。
- Web閲覧
- 電子書籍閲覧
- 動画視聴
- メール閲覧・返信
- ネットショッピング
- Excel作業
- 株式売買
- ファイルの整理、複製、削除
- その他クリック中心の作業、タイピングをあまり使わない作業。
つまり一般的なパソコンとほとんど同じ感覚で持ち歩けます。違いはサイズだけと言っても良いでしょう。サイズは小さくても高性能なので性能面も問題なし。問題は操作性(タイピング)の悪さですが、8インチ〜10インチ程度のUMPCなら長時間のタイピングでなければ、この欠点は顕著とは言えません。使っていくうちに慣れてタイピングミスが減っていく事も考えられます。ただし6インチ級のUMPCになると流石に短時間のタイピングでも操作性が著しく悪くなります。UMPCにもサイズは複数あるので、自分なりにサイズと操作性に折り合いを付けて最適なUMPCを選びましょう。当記事ではGPDのUMPCを2つオススメとして紹介しています。優良なUMPCをお求めの方は是非ともGPDをご検討ください。
マウスも極小にこだわろう
せっかく超小型ノートパソコンを買っても、マウスが通常サイズだとバッグ内を圧迫してしまいます。マウスも極小サイズを選びましょう。いわばUltra Mobile Mouse(ウルトラモバイルマウス)ですね。当記事では便宜的にUMMと呼ぶ事にします。1番のオススメUMMはサンワサプライのマウスです。ご覧の通り、手の平よりも小さい極小サイズです。
さらに素晴らしいのは、上記画像の通りレシーバーをマウス裏面に収納が出来る点です。電源ON・OFFのスイッチがあるので、OFFにすれば電池を入れたまま電力の消耗を抑えられる点も良し。つまり必要な物は全てマウス内に収められるので、マウス1個をバッグに入れておくだけで良いんです。クリック時にカチカチ音がしない点も高評価。静かなカフェ、図書館などで使う場合にカチカチ音は周囲への迷惑になります。静寂がそこまで求められない新幹線や飛行機などでも、隣人が鳴らせているマウスのカチカチ音が気になったり不快に感じる人はいます。周囲への配慮という意味でも本商品はオススメです。
使い心地はとても快適。小さいと使いにくい印象を持ちがちですが、全くそんな事はありません。私は本商品をとても気に入っており、自宅・外出先で毎日使っています。好みの話になりますが、指に触れる部分がラバー(ゴム)製なので、プラスチックと違って指を滑らせた時のヌルヌル感の少なさがお気に入り。性能・静音設計・使用感の全てが優れた素晴らしいマウスだと思っています。レシーバーが無いBluetooth版もあり。
本商品が在庫切れ・販売停止などで買えない場合はサンワサプライのその他の超小型マウスを検討してください。
薄さを重視した極小マウスもあります。こちらのUMMは厚さが20mmと超極薄です。使うバッグに合わせて先述のUMMか本商品を選ぶと良いでしょう。こちらも電源ON・OFFスイッチとレシーバーの収納穴があります。大きな違いは充電式である事です。内臓バッテリーをフル充電して最大168時間の待機時間があります。
最後はマウスパッド
パソコン・マウスともに小ささと使いやすさを追求した物を紹介してきたので、マウスも同様に紹介します。ボディーバッグにも入るような小さくて使いやすいマウスパッドは意外と売っていないため、このエレコムのマウスパッド(MP-114)はオススメです。本商品はマウスパッドとリストレスト(手首を置くクッション)のセット販売。このマウスパッドは大きさ・使いやすさ共にバランスが取れているのでオススメなのですが単品では売っておらず、リストレストもセットで買うしかありません。薄さは約15mmと一般的な極薄マウスパッドよりは厚いですが、ボディーバッグにも入る丁度良い大きさで且つ使いやすいマウスパッドは希少です。カラーはブラック、グレー、ピンクの3種類。
ちなみに使いやすさを気にせず、薄さ・小ささを重視する場合はマウスパッドにこだわる必要はありません。A4用紙・小冊子・ノートなど普段から持ち歩いている物で代用すればマウスパッドとして使えます。お持ちのマウスで試して正常に動けば代用するのもアリですね。