パスタと聞くとペペロンチーノ、ミートソース、ナポリタンなどに使われる細長い麺を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし小麦粉と水を練り合わせて出来る食品は全てパスタと呼び、ショートパスタとロングパスタに分けられます。ショートパスタはマカロニ、ペンネ、リガトーニなど。ロングパスタはスパゲッティー、リングイネ、カッペリーニなど。これらは全てパスタです。当ページでは主に美味しいスパゲッティーを紹介していますが、分かりやすいようにスパゲッティーをパスタと記す事にします。パスタ=スパゲッティーとしてご覧ください。
オススメ一覧
ペペロンチーノにオススメ!
北海道小麦のゆめちからを100%使ったパスタです。デュラム小麦と異なる風味でツルツル、シコシコ、モチモチな食感が特徴。どんなパスタにも合う万能なパスタをお求めの方にオススメです。当ページでは1.4mmや1.5mmなど細めのパスタも紹介したいのですが、色々と試して本当に美味しいと感じる1.4mmや1.5mmのパスタはありませんでした。本当に美味しいと感じた1番細いパスタは1.6mmの本商品。ペペロンチーノなどシンプルなオイルベースのパスタには本商品を使い、クリーム系の濃厚なソースには後述の1.7mmのパスタを使うのがオススメです。
クリーム系のソースにオススメ!
こちらも北海道産小麦を使ったパスタ。同じくデュラム小麦と異なる風味でツルツル、シコシコ、モチモチな食感です。先述の1.6mmのパスタと比べて味に大きな違いは感じず、どちらも同じくらい美味しいです。違いは太さですが、わずか0.1mmでも食べ応えは変わります。よりしっかりとコシがあるのでトマトソース、ジェノベーゼ、カルボナーラなどクリーム系のソースと相性が良いです。例えば1.4mmほどの細い麺をクリーム系のソースと絡めると、すくった時にソースがよく絡んで濃厚になりすぎて麺のコシがやや負けてしまう印象があります。クリーム系のソースに負けないコシがある1.7mmの本商品がオススメです。
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デュラム小麦のセモリナ オススメ
The CRAFT PASTA(ザ・クラフトパスタ) モチモチ感とシコシコ感のバランスが絶妙な食感。国内製造のデュラム小麦のセモリナは日本人好みの食感に仕上げている傾向を感じますが、このザ・クラフトパスタはまさに日本人好みのパスタに仕上げている印象です。デュラム小麦のセモリナの中では最も美味しいと感じました。 |
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GIROLOMONI(ジロロモーニ) 1977年に有機農業協同組合を設立したジーノ・ジロロモーニさんの有機パスタ。小麦の栽培から製粉までの全工程を組合内で行う一貫生産体制で作られています。しっかりとした噛み応えが特徴で、割高ですがデュラム小麦のセモリナの中ではVALBIO、Latinoと並んで最もオススメ。 |
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VALBIO(ヴァルビオ) 有機デュラム小麦のセモリナを主な原材料としながらも一部に小麦を含んでいるパスタ。ザラザラ感、シコシコ感、モチモチ感のバランスが絶妙。デュラム小麦のセモリナの中ではGIROLOMONI、Latinoと並んで最もオススメ。 |
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MANCINI(マンチーニ) 厳選したデュラム小麦をブレンドして、低温で長時間の乾燥をさせて製造。モチモチしていて噛み応えが良く、小麦の香りもしっかりと感じます。1.4mm〜1.7mmは無く1.8mm以上で、ザラザラ感も特徴なのでクリームソースにオススメ。 |
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Latino(ラティーノ) #6 ギリシャを代表する大手パスタメーカーのEURIMAC社のパスタ。海外製造のデュラム小麦のセモリナでありながらザラザラ感はほぼ無く、日本製のようなツルツル感・シコシコ感が特徴。1.65mmという珍しい太さで独特の食感を感じられます。茹で時間は9分と長め。デュラム小麦のセモリナの中ではGIROLOMONI、VALBIOと並んで最もオススメ。 |
その他のパスタ(デュラム小麦のセモリナ 50音順)
AGNESI(アネージ) イタリア最古のパスタメーカーのAGNESI。最大の特徴は、簡単にアルデンテに仕上がる点です。乾燥時間と温度にこだわった製法により、9分の時間通りに茹でるだけでアルデンテに仕上がります。アルデンテを重視する方には最もオススメ。 |
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alce nero(アルチェネロ) 1970年代から有機農法を実践してきたアルチェネロ。農法や水にこだわって作られています。程よいザラザラ感とシコシコ感があり、バランスが取れている有機デュラム小麦のブロンズダイスパスタです。 |
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ANTONIO DeNIRO(アントニオ・デニーロ) ザラザラ感が少なくモチモチ感があるパスタをお求めの方にオススメ。1.7mmで茹で時間は9分と長めな事から分かるように、しっかりとしたコシも特徴。 |
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小川貿易 海外からの輸入卸売業務をしている小川貿易。スーパーマーケットのヤオコーの子会社です。トルコ原産のパスタで、デュラム小麦のセモリナのザラザラ感と北海道小麦のモチモチ感の中間のような食感。500gで約120円という低価格も特長。1kgもあり。 |
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オーサワの有機スパゲッティ 1945年の創業からマクロビオティック商品を提供しているオーサワのパスタ。イタリア産の有機デュラム小麦のセモリナを100%使用。茹で時間は7分〜9分と書かれていますが、コシの強さが特徴なので7分でアルデンテ食感にするのがオススメ。 |
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オーマイ CMで放送されているので日本では認知度が高いパスタ。1.3mm、1.5mm、1.7mm、1.9mmの4種類。包装はチャック、結束、チャック結束なしの3種類。デュラム小麦らしい食感を保ちつつ、ややザラザラ感を落とした印象。300gで約120円と低価格も特長。 |
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KALDI 生パスタ(ほうれん草のフェットチーネ) コーヒーと輸入食品でお馴染みのKALDI。麺にほうれん草が練り込んであります。ほうれん草は香りが強い食材ではないので、ほうれん草の香りは強く感じませんが栄養価は充分。パスタを楽しみながら鉄分、βカロテン、ビタミンCなどの栄養を取りたい方にオススメ。フェットチーネなのでクリーム系のソースと相性良し。 |
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昭和産業 食感をたのしむスパゲッティ ザラザラ感が控えめ。「歯ごたえぷりぷり」というキャッチコピーにある通りシコシコ感・モチモチ感を感じられる。1.4mm、1.6mm、1.8mmの3種類。それぞれ300g、500g、600g(100g×6束)、1kgを展開。昭和産業の別商品の太麺スパゲッティなら2.2mmもあり。 |
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スターセレクト ザラザラ感、シコシコ感、モチモチ感のバランスが良い食感。1.4mmと1.6mmの2種類でどちらも結束タイプ。 |
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セブンプレミアム 「コシがあり歯切れよい食感」と書いてある通り、しっかりとしたコシ(シコシコ感)が特徴。デュラム小麦のセモリナの中では上位のシコシコ感の強さです。ザラザラ感とモチモチ感も日本人好みのバランスにしている印象。セブンイレブンで買える手軽さも魅力。 |
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selva(セルバ) デュラム小麦のセモリナの風味をしっかりと残しつつザラザラ感がかなり抑えられているトルコ原産のパスタ。1.7mmで茹で時間が8分な事から分かるように食べ応えがあるシコシコ感も特徴。 |
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SOLLEONE(ソル・レオーネ) イタリア産パスタの特徴であるザラザラ感をしっかりと感じられる。1.7mmにしては標準茹で時間が11分と長め。「アルデンテの場合は10分」と書いてある通り、アルデンテがお好みなら茹で時間は10分がオススメ。1.5mmもあり。 |
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DE CECCO(ディチェコ) ハッキリとしたザラザラ感と、歯切れが良く噛み応えがある食感を楽しめる。0.9mm、1.4mm、1.6mm、1.9mmの4種類があり、特に0.9mmと1.9mmは他のパスタになかなか無いので貴重。 |
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DIVELLA(ディヴェッラ) Barilla、DE CECCOと並んで定番のパスタですが、一般的なスーパーマーケットでは取り扱っていない事が多いのでネット購入がオススメです。アルデンテ食感と低価格が特徴。5kgなどの大容量を買えば単価が大きく下がり、高コスパでオススメです。 |
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Di Martino(ディ・マルティーノ) 1912年に創業の老舗パスタメーカー。ザラザラしていてソースがよく絡み、1.8mmのしっかりした噛み応えが特徴。トマトソースなど濃厚なソースにも負けない食感なので、オイルソースよりもクリームソースにオススメ。1.3mm、2.1mm、2.4mmと珍しいサイズもあり。 |
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TOMIZAWAパスタ 全国展開している富澤商店のパスタ。程良いザラザラ感と1.45mmという珍しい太さが特徴。1.45mmのパスタはペペロンチーノに相性抜群です。他には1.7mmもあり。実店舗とネットのどちらでも買えます。 |
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neva(ネヴァ) 柔らかい食感が特徴のneva。シコシコ感やモチモチ感が苦手な方にオススメ。茹で時間は7分〜9分と書かれていますが6分30秒でも充分に柔らかい印象。 |
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パスタ発祥の地グラニャーノが認めた本格シリーズ クセが少ない王道の風味と食感。商品名の通り本格的なデュラム小麦を楽しめます。1.4mm、1.7mm、1.9mmの3種類。 |
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Barilla(バリラ) 定番のバリラ。デュラム小麦のセモリナといえばコレ。「デュラム小麦を試したいけど何を買えば良いか分からない」という方はバリラから試してみると良いでしょう。 |
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Bioitalia(ビオイタリア) 1.9mmの有機デュラム小麦のセモリナ。有機デュラム小麦は噛み応えの高さが特徴ですが、1.9mmの太さがそれを更に強くしています。ナポリタンなど、しっかりとした噛み応え+ガツンとした食感を楽しみたい方にオススメ。標準茹で時間は11分。 |
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ファミマル ファミリーマートのプライベートブランドのパスタ。ザラザラ感はかなり抑えられている。標準茹で時間の7分で茹でてもアルデンテを感じられるほど強いシコシコ感が特徴。アルデンテの食感が好きな方は茹で時間を調整して楽しみやすい。ファミリーマートで買える手軽さも魅力。 |
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fiamma vesuviana(フィアマ・ベスビアーナ) イタリアの老舗メーカーのフィアマ・ベスビアーナ。ザラザラ感、シコシコ感、モチモチ感のバランスが良い食感。 |
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FELICE(フェリーチェ) スーパーマーケットのSEIYU(西友)で買えるパスタ。トルコ原産ですが日本人の好みに合わせてザラザラ感を抑えてシコシコ感を強くしている印象。標準茹で時間は8分〜10分と表記されていますが10分だと柔らかくなりすぎるので8分前後がオススメ。 |
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Brunella(ブルネッラ) デュラム小麦のセモリナでありながらツルツル感・シコシコ感もあるパスタ。デュラム小麦が好きでモチモチ感を好まない人にオススメ。 |
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PROSSIMO(プロッシモ) 海外産(トルコ)ながらザラザラ感は控えめ。シコシコ感、モチモチ感のバランスが良いパスタ。1.6mmで標準茹で時間は6〜7分ですがアルデンテが好みなら6分がオススメ。 |
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マ・マー デュラム小麦のセモリナの特徴であるザラザラ感は少なく、シコシコ・モチモチな食感です。太さは1.4mm、1.6mm、1.8mmの3種類。チャック付結束タイプあり。 |
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モンスーロ デュラム小麦のセモリナのザラザラ感をしっかりと感じられる。そして標準茹で時間が10分と長めな事から分かるように、しっかりとした歯応えが特徴。 |
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ラ・サルーテ デュラム小麦のセモリナのザラザラ感をしっかりと残しつつ、生パスタの特長であるモチモチ感もしっかりと出ているパスタ。茹で時間は約4分と短いので時短にも良し。 |
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LaSelva(ラセルバ) 1.8mmと太めな麺。シコシコ感(コシ)があるので、しっかりとした歯応えのデュラム小麦のセモリナが好きな方にオススメ。茹で時間は9分〜11分と書いてありますが、短い茹で時間だと固く粉っぽくなりやすいので11分がオススメ。 |
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la Molisana(ラ・モリサーナ) 1.2mm、1.45mm、1.7mm、1.93mmと幅広いサイズを展開。ペペロンチーノに1.45mmを使うのがオススメです。噛み応えがしっかりとあるのに、太さを主張しすぎずオイルの美味しさを引き立ててくれる絶妙なサイズです。 |
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LIGUORI(リグォーリ) 南イタリア産の有機デュラム小麦を100%使用。太さと形状が複数あるシリーズで、こちらのNo.3は1.8mmのスパゲッティー。ザラザラ感とモチモチ感のバランスが良いので、オイル系・クリーム系のどちらにも合う印象です。No.2のスパゲッティーニ(1.4mm)もあります。 |
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RUMMO(ルンモ) 1846年からイタリアでパスタを製造している老舗メーカー。しっかりとしたザラザラ感が特徴でクリーム系のソースに良く絡みます。噛み応えもあるので濃厚クリームソースでガツンとした味わいを楽しみたい時にオススメ。 |
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REGALO(レガーロ) 「心はずむ、極上アルデンテ」がキャッチコピー。シコシコ感、コシ、アルデンテをお求めの方にオススメ。標準茹で時間の8分で茹でるだけで、しっかりとアルデンテを感じられる。アルデンテ食感に仕上げるのが不得意な方にオススメ。 |
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REGALO Classic(レガーロ クラシック) 上記のレガーロと同じシリーズです。「もっちり弾力、至福のアルデンテ」がキャッチコピー。主な違いはザラザラ感。上記のREGALOにザラザラ感を加えてあり、ソースが絡みやすくなっている。それ以外の食感はほぼ同じ印象。標準茹で時間は9分と長め。 |
デュラム小麦か、北海道小麦か
- ザラザラとした食感(特に海外製造品)
- ソースと絡みやすい
- 低価格
主にヨーロッパで生産されるデュラム小麦。セモリナ(粗挽き粉)にした物をデュラムセモリナやデュラム小麦のセモリナと呼びます。パスタの原材料として世界に多く流通しており、日本で買えるパスタもほとんどがデュラム小麦のセモリナです。1番の特徴はザラザラとした食感と言えるでしょう。ザラザラである事でソースによく絡む利点があり、さらに北海道小麦と比べて低価格。デュラム小麦のセモリナの食感や風味が好きで、安さにもこだわる方にオススメです。海外原産でも製造が国内(日本)だとザラザラ感が抑えられている傾向があります。
- ツルツル、シコシコ、モチモチな食感
- ソースとやや絡みにくい
- デュラム小麦よりやや割高な傾向
最もオススメなのが北海道小麦のパスタ。もちろんデュラム小麦のセモリナも美味しいのですが、冒頭で紹介している北海道小麦のパスタが断然美味しいと思っています。「麺の原材料をそこまで気にしなくても・・・」と思っている方がいらっしゃったら、その違いを是非とも味わっていただきたいです。とにかくツルツル、シコシコ、モチモチな食感。ツルツルしていてソースと少し絡みにくいので、絡みやすさを重視する方には欠点かもしれませんが、それを補うくらい北海道小麦のパスタは格段に美味しいです。デュラム小麦のセモリナでも国内製造だとザラザラ感が抑えられている物が多い印象で、日本人の好みに合わせてツルツル、シコシコ、モチモチ寄りの食感にしているように感じます。その食感をより高めた北海道小麦は日本人好みのパスタと言えるでしょう。
乾麺か、生パスタか
- モチモチ感、シコシコ感のバランスが良い
- 賞味期限が長い
- 茹で時間が長い
一般的なパスタといえば乾麺。1.4mm〜1.9mmが多く、どれもモチモチ感とシコシコ感のバランスが良いです。製造方法によりますがデュラム小麦のセモリナはザラザラ感が強く、北海道小麦はツルツル感が強めの傾向があります。価格はデュラム小麦のセモリナの方が安い傾向で、500gで100円台のパスタもあります。賞味期限が約2年〜3年と長いので長期保存にも良し。生パスタのように速い茹で上がりではないので時短には不向き。
- モチモチ感が強い
- 茹で時間が短いので時短にも良し
- 賞味期限が短い
- 乾麺より割高な傾向
強いモチモチ感が欲しい時に使いたいのが生パスタです。乾麺とは違ったモチモチ感・風味があります。元々が水分を含んでいるので茹で時間は乾麺より短く、時短料理にもオススメ。スーパーマーケットではあまり売っていませんが、楽天やAmazonには多く売っているので興味がある方は探してみてください。